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鉄筋計算 — 本数・重ね継手・間隔のチェック

スラブの鉄筋の各方向の本数、重ね継手の長さ、定尺の本数、重さを出し、間隔を米国の ACI 318 の上限で確かめます。日本の施行令のかぶり厚さと継手も表で示します。

鉄筋の本数と重さに加えて、たいていの鉄筋計算機が入れていない二つを出します。購入量を増やす重ね継手の重なり分と、入力した間隔が規準の上限に収まっているかです。その上限は米国のコンクリート規準 ACI 318 の値で、日本の JIS と JASS 5 はこのページでは読んでいません。建築基準法施行令のかぶり厚さ(第79条)と継手(第73条)はこのページの表と注に引いています。

早見表:鉄筋のかぶり厚さ(建築基準法施行令第79条)

部位かぶり厚さ計算機に入れる値(mm)
耐力壁以外の壁、床2 cm 以上20
耐力壁、柱、はり3 cm 以上30
直接土に接する壁・柱・床・はり、布基礎の立上り4 cm 以上40
基礎(布基礎の立上りを除く)6 cm 以上(捨コンクリートを除く)60

国土交通大臣が定めた構造方法を用いる部材と、大臣の認定を受けた部材には適用されません(第79条第2項)。計算機の既定値 75 mm は米国の値です。

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入力した間隔で縦横に並べた鉄筋です。1列が定尺の鉄筋より長いと重ね継手が要り、継手の分は 買うのに、スパンを渡る長さにはなりません。
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各方向の本数—
鉄筋の正味の長さ—
重ね継手の長さ—
購入する総延長—
定尺の鉄筋の本数—
重さ—
規準上の最大間隔—

土間スラブなら、かぶり厚さに 40 を入れます。 施行令第79条は、直接土に接する床のかぶり厚さを 4 cm 以上、基礎(布基礎の立上りを除く)を捨コンクリートの部分を除いて 6 cm 以上としています。この計算機は鉄筋を並べる幅を寸法からかぶり厚さの2倍を引いて求めるので、かぶり厚さは本数にも効きます。既定値の 75 mm は米国の値です。

40倍は、主筋と耐力壁の継手では法令の値です。 施行令第73条第2項は、主筋と耐力壁の鉄筋の重ね継手の長さを、引張力の最も小さい部分に設けるなら径の 25 倍以上、それ以外なら 40 倍以上とし、軽量骨材ではそれぞれ 30 倍、50 倍にします(第4項)。柱に定着するはりの引張鉄筋も 40 倍以上です(第3項)。この計算機が仮の値として置く 40 倍は、この条の上側の値と同じです。径 9.5 mm(#3)なら 40 倍で 381 mm、25 倍で 238 mm。どの鉄筋がこの条に当たり、継手を何倍にするかは図面に従ってください。

鉄筋の重さは米国の標準の公称値です。#3 が 0.376、#4 が 0.668、#5 が 1.043、#6 が 1.502 lb/ft。 括弧内の径と kg/m はこの値の換算です(1 in = 25.4 mm、1 lb/ft = 1.488 kg/m)。各方向の本数は (寸法 − 2 × かぶり厚さ)÷ 間隔 + 1 です。定尺長さの選択肢は米国の 20、40、60 ft で、 仕入れ先の定尺が違う場合はそれに合わせて結果を読んでください。

最大間隔は米国のコンクリート規準 ACI 318 で、スラブの鉄筋についてスラブ厚さの3倍と 18″ の 小さいほうです。厚さ 100 mm のスラブなら上限は 300 mm、4″ のスラブなら 12″ です。これは上限で、 設計ではありません。実際の鉄筋の太さと間隔は構造設計者が決めるもので、このページが示すのは入力した数字がその 上限に収まっているかどうかだけです。日本の JIS と JASS 5 はこのページでは読んでいません。建築基準法施行令のかぶり厚さ(第79条)と継手(第73条)はこのページの表と注に引いています。

重ね継手の長さはここでは鉄筋径の倍数で入力します。実際の値はコンクリートの強度、鉄筋の種類、塗装、位置、 拘束によって変わるからです。40倍はよく使われる仮の値で、仕様ではありません。継手の長さは図面から取ってください。 この計算は土間の平らなスラブの材料の見積もりです。基礎、壁、梁、フック、スペーサー、結束線は別に数えてください。

計算例

9 × 6 m のスラブ、#4 の鉄筋、縦横とも 300 mm 間隔、各辺のかぶり厚さ 75 mm。鉄筋は何本で、重さはどれくらいですか。

  1. 各辺 75 mm のかぶり厚さを引くと、格子は 8.85 × 5.85 m です。長手方向に走る鉄筋は幅の方向に並びます。5.85 ÷ 0.30 = 19.5 を切り捨てて 19 + 1 = 20本。短手方向は 8.85 ÷ 0.30 = 29.5 で 29 + 1 = 30本、計 50本です。
  2. 正味の長さ = 20 × 8.85 + 30 × 5.85 = 177 + 175.5 = 352.5 m。
  3. 8.85 m の長手方向の鉄筋は 6.10 m(20 ft)の定尺1本では渡れず、1本ごとに重ね継手が一つ要ります。40 × 12.7 mm = 508 mm(20インチ)。20か所で 10.16 m、ページの表示は 10.2 m です。5.85 m の短手方向の鉄筋は定尺1本に収まります。総延長は 352.5 + 10.16 = 362.66 m、表示は 362.7 m。
  4. 362.66 ÷ 6.096 = 59.49 を切り上げて 60本。重さは 362.66 m = 1189.8 ft、× 0.668 lb/ft = 794.8 lb で、795 lb、つまり 361 kg です。
  5. 間隔の上限は ACI 318 で 3 × 100 mm = 300 mm と 18インチ(457 mm)の小さいほうで 300 mm。300 mm の間隔はちょうど上限で、通ります。

6.10 m(20 ft)の定尺で 60本、鋼材 361 kg です。重ね継手の重なり分 10.2 m は購入量に入り、スパン長には算入されません。たいていの計算機が入れていない部分です。300 mm の間隔は厚さ 100 mm のスラブの ACI 318 の上限にちょうど一致します。ACI 318 は米国のコンクリート規準です。日本のかぶり厚さと継手は建築基準法施行令第79条・第73条にあり、このページの表に引いています。

このページの 12 個の計算値は2026年10月29日に実際のブラウザで実行し、別に算出した期待値と一つずつ突き合わせています(サイト全体で 2,808 値、228 個の計算機)。

よくある質問

#4 の鉄筋で 40倍の重ね継手は何 mm ですか。

20インチ、つまり 508 mm です。#4 の径は 1/2インチ(12.7 mm)なので 40 × 0.5 = 20。40倍は仮の値で、仕様ではありません。実際の継手の長さは図面から取ってください。

間隔は何と比べていますか。

米国のコンクリート規準 ACI 318 がスラブの鉄筋に定める最大間隔、つまり厚さの3倍と 18インチ(457 mm)の小さいほうです。計算は通っても、この上限を超える間隔には印が付きます。日本の JIS と JASS 5 はこのページでは読んでいません。建築基準法施行令のかぶり厚さ(第79条)と継手(第73条)はこのページの表と注に引いています。

日本の鉄筋のかぶり厚さは何 cm ですか?

建築基準法施行令第79条で、耐力壁以外の壁と床は 2 cm 以上、耐力壁・柱・はりは 3 cm 以上、直接土に接する壁・柱・床・はりと布基礎の立上りは 4 cm 以上、基礎(布基礎の立上りを除く)は捨コンクリートを除いて 6 cm 以上です。土間スラブなら計算機のかぶり厚さに 40 を入れてください。

鉄筋の重ね継手は径の何倍ですか?

施行令第73条第2項は、主筋と耐力壁の鉄筋の重ね継手を、引張力の最も小さい部分なら径の 25 倍以上、それ以外なら 40 倍以上としています(軽量骨材ではそれぞれ 30 倍と 50 倍)。どの鉄筋に当たり何倍にするかは図面に従ってください。