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コンクリート計算 — 生コンは何立米か、ロス込みで

土間・基礎・丸柱のコンクリート体積を m³(立米)で出し、割増し(ロス率)込みの注文量まで計算します。割増しの根拠は米国の文書。施行令の強度・養生・かぶり厚さも表で示します。

コンクリート計算 — 生コンは何 m³か、ロス込みで

土間・基礎・丸柱のコンクリート体積を m³(立米)で出し、多くの計算機が入れていない割増しまで足します。図面どおりの体積をそのまま注文すると、打設の終わりで足りなくなります。

早見表:鉄筋コンクリートの最低基準(建築基準法施行令)

項目規定
強度 · 第74条4週圧縮強度 12 N/mm² 以上(軽量骨材は 9)
養生 · 第75条打込み中と打込み後5日間、2 ℃ を下らないように
かぶり厚さ(床) · 第79条2 cm 以上、直接土に接する床は 4 cm 以上
かぶり厚さ(基礎) · 第79条6 cm 以上(布基礎の立上りと捨コンクリートを除く)

このページの計算機は体積を出すだけで、これらの基準では判定していません。

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図面上の体積—
割増し込み—
米国の60ポンド袋(1袋 0.45 ft³)—
米国の80ポンド袋(1袋 0.60 ft³)—

割増しはこぼれる分ではなく、路盤の誤差の分です。米国の生コン業界団体 NRMCA の Concrete in Practice 8(CIP 8)が計算を示しています。厚さ 4インチ(101.6 mm)のスラブで深さが 1/8インチ(3.2 mm)余分になると 3% 足りなくなり、32 yd³(約 24.5 m³)の注文なら 1 yd³ の不足です。米国の施工誤差の規格 ACI 117‑10 の §4.4.5 は、土間スラブの下の路盤の仕上げ高さに ±3/4インチ(19.1 mm)を認めています。1/8インチの6倍です。この欄の既定値が 0 ではなく 10% なのはそのためです。

誤差は片側にしか効きません。同じ規格の §4.5.4 は土間スラブの厚さを、試料の平均で −3/8インチ(9.5 mm)、個々の試料で −3/4インチまでとしています。プラス側の許容差は書かれていません。規格の任意チェックリストも、その選択肢を吊り床には用意していますが土間スラブには用意していません。解説 R4.4.5 は、§4.5.4 を満たせるように路盤の誤差を ±3/4インチにしたと説明しています。規定は上下対称なのに目標は片側だけで、プラス側は誰も検査しません。CIP 8 は ASTM C94 に触れて、掘りすぎを none of which are the responsibility of the producer のひとつに挙げています。生コンはミキサー車から出た体積で売られるので、余分な深さはそのまま注文者の伝票に載ります。ここで引いたのはどれも米国の文書で、日本の規格(JIS や JASS 5 など)はこのページでは読んでいません。建築基準法施行令の強度・養生・かぶり厚さの最低基準はこのページの表に引いています。日本の工事では設計図書と仕様書に従ってください。

パーセントで聞くのは実態に合いません。路盤を仕上げる側はミリで考えますが、この欄はパーセントで聞きます。余分な深さ ÷ 厚さ で、路盤が 3/8インチ(9.5 mm)低いと、厚さ 4インチのスラブでは 9.4%、8インチ(203.2 mm)では半分です。薄いスラブほど影響を受け、ここで 15% を選んでも 0.6インチ(15.2 mm)ぶんにしかならず、§4.4.5 が認める 3/4インチに届きません。基礎が高めの選択肢にあるのは別の理由です。§3.5.2 は、土に直接打つ基礎の幅を、2フィート(609.6 mm)の寸法で図面より 3インチ(76.2 mm)広く、1/2インチ(12.7 mm)狭くまで認めています。

高くつくのは足りないほうです。ACI はコールドジョイントを、打設の中断が長く、コンクリート同士が一体にならなかった不連続面と定義しています。誰も図面に描かず、誰も差し筋を入れていない面がスラブを貫くことになります。CIP 8 は、打設の終わり近くで数量を見積もり直し、最後の2、3台で調整するよう勧めています。プラントが閉まった後に足りない1台を待つよりましだからです。その判断はプラントが開いているうちにしてください。

12 N/mm² は法令の下限で、注文する強度ではありません。 施行令第74条は、鉄筋コンクリートに使うコンクリートの4週圧縮強度を 12 N/mm² 以上(軽量骨材なら 9)とし、設計基準強度との関係で国土交通大臣が定める基準に適合すること、強度は大臣が指定する強度試験で求めること、調合は打上りが均質で密実になり必要な強度が得られるように定めることを求めています。生コンを頼むときの強度は設計図書の値です。

冬の打設は、5日間の温度で決まります。 施行令第75条は、打込み中と打込み後5日間、コンクリートの温度が 2 ℃ を下らないようにし、乾燥や振動で凝結と硬化が妨げられないように養生することを求めます。凝結と硬化を促進する特別の措置を講じる場合は別です。鉄筋のかぶり厚さは第79条で、床は 2 cm 以上、直接土に接する床は 4 cm 以上、基礎は捨コンクリートを除いて 6 cm 以上です。

袋あたりの体積は Quikrete の公表値です(Technical Data Sheet #1101)。80ポンド袋で 0.60 ft³、 60ポンド袋で 0.45 ft³、1 yd³ あたり 45袋と 60袋になります。どちらも米国で売られている袋入りのドライミックスで、 日本で売られている製品の値ではありません。メーカーごとに違うので袋の表示を見てください。 換算:1 m³ = 1立米、1 yd³ = 27 ft³、1 ft³ = 0.0283168 m³。

計算例

5 × 4 m、厚さ 100 mm の土間コンクリートを生コンで打ちます。何 m³ 注文しますか。

  1. 図面上の体積:5 × 4 × 0.1 = 2 m³(2立米)。
  2. 既定の割増し 10% を足すと 2 × 1.1 = 2.2 m³。これが注文する量です。
  3. 同じ量を米国の単位にすると、図面上 2.62 yd³・70.6 ft³、割増し込みで 2.88 yd³・77.7 ft³。
  4. 袋の行は米国で売られている袋入りドライミックスの値で、60ポンド袋なら 173袋(5.19 米トン)、80ポンド袋なら 130袋(5.2 米トン)。日本の製品には当てはまりません。

2.2 m³ を注文します。図面より多い 0.2 m³ は、こぼれる分ではなく、路盤が低く仕上がって厚さが増える分です。米国の CIP 8 によれば、厚さ 4インチ(101.6 mm)のスラブで 1/8インチ(3.2 mm)深いだけで 3% 足りなくなります。この量なら袋で練るより生コンです。割増しの率は目安で、日本の工事では設計図書と仕様書に従ってください。

このページの 16 個の計算値は2026年10月29日に実際のブラウザで実行し、別に算出した期待値と一つずつ突き合わせています(サイト全体で 2,808 値、228 個の計算機)。

よくある質問

立米(りゅうべい)とは何ですか。

立方メートル(m³)のことです。1立米 = 1 m³。このページがメートル法で出す m³ の数字は、そのまま立米の数として読めます。横に並ぶ yd³ と ft³ は、元になった英語版の米国の単位です。

土間コンクリートは何立米必要ですか。

長さ × 幅 × 厚さです。厚さはメートルに直して掛けます。5 × 4 m、厚さ 100 mm なら 5 × 4 × 0.1 = 2 m³。1 m² あたりでいえば、厚さ 100 mm で 0.1 m³、150 mm で 0.15 m³ です。注文するのは、ここに割増しを足した量です。既定の 10% なら 2.2 m³ になります。計算機には面積ではなく、長さ・幅をメートルで、厚さをミリで入れてください。

ロス率(割増し)は何%にすればいいですか。

この計算機の選択肢は 0%・5%・10%・15% で、既定は 10% です。根拠は米国の文書です。NRMCA の CIP 8 は、厚さ 4インチのスラブで 1/8インチ(3.2 mm)深いだけで 3% 足りなくなると計算しており、米国の規格 ACI 117-10 §4.4.5 は土間スラブ下の路盤に ±3/4インチ(19.1 mm)の誤差を認めています。日本の規格や仕様書の割増し率はこのページでは読んでいないので、日本の工事では設計図書と仕様書の値を優先してください。

丸柱や円柱の体積はどう計算しますか。

「丸柱(円柱)」を選び、直径をミリ、高さをメートルで入れます。計算は π × (直径 ÷ 2)² × 高さ × 個数です。直径 300 mm、高さ 3 m の柱1本なら π × 0.15² × 3 = 0.212 m³、割増し 10% で 0.233 m³ です。

袋の欄の数字は日本のセメント袋に使えますか。

使えません。60ポンドと80ポンドの行は、米国で売られているセメントと骨材があらかじめ混ぜてある袋入りのドライミックスの値で、Quikrete の技術資料では1袋 0.45 ft³ と 0.60 ft³ です。セメントだけの袋ではなく、日本の製品の値でもありません。このページは調合やセメントの袋数は計算しません。

冬にコンクリートを打つときの決まりは?

建築基準法施行令第75条は、打込み中と打込み後5日間、コンクリートの温度が 2 ℃ を下らないようにし、乾燥や振動で凝結と硬化が妨げられないように養生することを求めています。凝結と硬化を促進する特別の措置を講じる場合は別です。