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石膏ボード計算 — 枚数・ビス・ジョイントテープ・パテ

部屋の周長・壁の高さ・天井面積から、石膏ボードの枚数をロス込みで計算し、ビス・テープ・パテの目安とボード長さ別の枚数も出します。米国の規格と製品資料に基づきます。

部屋ひとつに要る石膏ボードの枚数と、ビス・ジョイントテープ・パテの量を出します。あわせて、どのボード長さが継ぎ目を実際に少なくするかも見ます。継ぎ目が一本減るごとに、テープ・パテ・研磨の手間がその分減るからです。

早見表:防火材料の区分と、せっこうボードの厚さ

区分火熱に耐える時間タイガーボード(吉野石膏)の例
不燃材料 · 法第2条第9号、令第108条の220 分12.5 mm・15 mm(NM‑8619)
準不燃材料 · 令第1条第5号10 分9.5 mm(QM‑9828)
難燃材料 · 令第1条第6号5 分―

時間は、通常の火災の火熱を加えたときに燃焼せず、防火上有害な損傷を生じず、避難上有害な煙やガスを出さない時間です。製品の区分は国土交通大臣の認定番号で決まるので、使う製品の番号を確かめてください。

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張る面積(正味)—
ロス込み—
枚数—
ビス(概数)—
ジョイントテープ—
パテ—
ボード長さ別の比較—

手間を決めるのはボードではなく継ぎ目です。ビスとパテは面積に比例し、継ぎ目はボードの長さで決まります。米国の石膏ボード協会の規格 GA‑216‑2010 は、2回目のパテを継ぎ目の中心から約3½インチ(89 mm)先まで(18.6)、3回目を指定する場合は約6インチ(152 mm)先まで(18.7)伸ばすとしています。テーパーエッジの上なら、この幅12インチ(305 mm)の帯は工場でつけたくぼみに収まり、平らに仕上がります。同じ規格の 2.1.4 は、突きつけの継ぎ目(エンドジョイント)を the gypsum core is exposed、つまり石膏の芯が露出した切断端と定義しています。くぼみがないので、パテは面から盛り上がります。Drywall Finishing Council が High Crown と呼ぶ状態で、防ぐ方法は wide enough to conceal、隠れるほど広く薄く伸ばすことだけです。

12 × 10 ft の部屋で、長さを三通り。壁だけを横張りにして、英語版の既定の部屋、12 × 10 ft で考えます。高さ108インチには48インチの段が3段要るので、横の継ぎ目が2本、部屋をひと回りします。ボードの長さに関係なく延長 88 ft です。変わるのは突きつけの継ぎ目だけです。4×8 なら4面すべてに 9 ft ずつ突きつけの継ぎ目が残り(段ごとにずらすのは 4.6.5、合計は同じ)、36 ft。4×10 なら 10 ft の壁2面を継ぎ目なしで張れて 18 ft。4×12 なら4面とも継ぎ目なしで 0 です。継ぎ目は延長 124、106、88 ft、使うボードは 544、560、576 ft²。4×12 にすると、ボードを 32 ft² 多く買い、仕上げを 36 ft 減らすことになります。上の表のテープの行は面積から出していて、天井と入隅も含むので、ここでの平らな壁の継ぎ目とは別の数字です。

次は幅です。三つの選択肢はどれも幅 4 ft なので、9 ft の壁ではどれも3段になり、あの 88 ft は動きません。54インチの段を2段にすれば108インチちょうどで、横の継ぎ目は1本、延長 44 ft、4×8 の場合の3分の1を少し超える程度です。USG のグループ会社 CGC がこの幅を売る理由はそこにあります。no more filler pieces to cut, faster taping and finishing。National Gypsum は54インチ幅を 12 ft と 14 ft でしか出していないので、54インチ幅を選ぶと、長さは 12 ft か 14 ft に決まります。公表値 1.3~1.4 lb/ft² で1枚 70~76 lb です。長さだけでなく、幅も指定して注文してください。

厚さで防火の区分が変わります。 建築基準法は不燃材料を、通常の火災の火熱を受けて 20 分間、燃焼せず、防火上有害な変形や溶融、き裂を生じず、避難上有害な煙やガスを出さないものとし(法第2条第9号、令第108条の2)、準不燃材料は同じ要件を 10 分間、難燃材料は 5 分間満たすものとしています(令第1条第5号、第6号)。吉野石膏のタイガーボード(JIS A 6901 GB‑R)は、9.5 mm が準不燃(QM‑9828)、12.5 mm と 15 mm が不燃(NM‑8619)です。

2階建ての家の1階の台所は、原則として壁と天井が準不燃以上です。 施行令第128条の4第4項は、階数が2以上の住宅(特定主要構造部を耐火構造としたものを除く)の最上階以外の階で、こんろなど火を使う設備を設けた調理室などを「内装の制限を受ける調理室等」とし、第128条の5第6項はその壁と天井の室内側の仕上げを準不燃材料(または大臣が定める組合せ)とすることを求めています。最上階の台所は対象外です。仕上げにボードの上から壁紙などを貼る場合の扱いは、その組合せの認定と設計図書で確かめてください。このページは条文と製品の区分を引用しているだけで、内装制限への適合は判断しません。

ここでの数字はメーカーの値ではなく一般的な目安です。仕様書ではなく買い物リストとして使ってください。 ビスは間柱 16インチ(406 mm)間隔で ft² あたり約1本(4 × 8 の1枚で32本というおなじみの数と同じで、4 × 12 でもずれません)、 ジョイントテープはボード ft² あたり約延長 1 ft、パテは3回塗りで ft² あたり約 0.05 lb です。 差し引く面積はドア1枚 21 ft²、窓1つ 15 ft² です。根拠はすべて米国の規格と米国の製品資料で、 日本の JIS と JASS はこのページでは読んでいません。防火材料の区分と台所の内装制限(建築基準法と施行令)はこのページの表と注に引いています。日本の工事では設計図書と仕様書に従ってください。

枚数より大事なのは長さの比較です。長いボードほど遠くまで届くので、12 ft の壁に 12 ft のボードなら継ぎ目なしで張れますが、 8 ft のボードでは突きつけの継ぎ目がひとつでき、テープ、パテ、研磨が要ります。いちばん手間がかかり、いちばん目立つ継ぎ目です。 部屋の中まで実際に運び込める、いちばん長いボードを買ってください。

計算例

周長 14 m、壁の高さ 2.4 m、天井 12 m² の部屋に、ドア1枚と窓2つがあります。1220 × 3660 mm(4 × 12 ft)のボードで、ロス 15% なら何枚要りますか。

  1. 壁は 14 × 2.4 = 33.6 m²、天井を足して全体 45.6 m²。
  2. 開口はドア 21 ft² と窓 15 ft² × 2 で 51 ft² = 4.74 m²。差し引いて正味 40.86 m²。
  3. ロス 15% を足して 40.86 × 1.15 = 46.99 m²。1枚 4.46 m²(48 ft²)で割ると 10.5 で、切り上げて 11枚。

4 × 12 ft のボードで11枚、49.05 m² ぶんです。同じ部屋を 4 × 8 ft で張ると16枚、4 × 10 ft で13枚になり、継ぎ目もそのぶん増えます。

このページの 10 個の計算値は2026年10月29日に実際のブラウザで実行し、別に算出した期待値と一つずつ突き合わせています(サイト全体で 2,808 値、228 個の計算機)。

よくある質問

部屋ひとつに石膏ボードは何枚要りますか。

部屋の周長、壁の高さ、天井面積で決まります。周長 14 m、高さ 2.4 m、天井 12 m²、ドア1枚と窓2つなら、正味 40.86 m²、ロス 15% で 46.99 m²。4 × 12 ft(4.46 m²)のボードで11枚、4 × 8 ft(2.97 m²)なら16枚です。

ビスは何本要りますか。

このページは米国の目安、間柱 406 mm(16インチ)間隔で m² あたり約10.8本(ft² あたり約1本)を使います。上の例では約600本です。目安であってメーカーの仕様ではないので、実際の製品と設計図書・仕様書を確かめてください。なお、日本の JIS と JASS はこのページでは読んでいません。防火材料の区分と台所の内装制限はこのページの表に引いています。

長いボードを選ぶと何が違いますか。

突きつけの継ぎ目が減ります。12 × 10 ft の部屋の壁を横張りにすると、継ぎ目は 4 × 8 で延長 124 ft、4 × 10 で 106、4 × 12 で 88 になります。ボードは 32 ft² 多く要りますが、いちばん手間のかかる継ぎ目が 36 ft 減ります。

台所の壁と天井に決まりはありますか?

階数が2以上の住宅(特定主要構造部を耐火構造としたものを除く)の最上階以外の階で、こんろなど火を使う設備がある台所は、建築基準法施行令第128条の4第4項と第128条の5第6項により、壁と天井の室内側の仕上げを準不燃材料(または大臣が定める組合せ)にします。吉野石膏のタイガーボードは 9.5 mm が準不燃(QM‑9828)、12.5 mm と 15 mm が不燃(NM‑8619)です。壁紙などを重ねる場合の扱いは、その組合せの認定と設計図書で確かめてください。